ローマンカモマイルジャーマンローマンカモマイル 【英名】roman chamomile/garden chamomile 【学名】Chamaemelum nobilisまたは、nobile 異名Anthemis nobilis ローマンカモマイルの雑学 1年草のジャーマンカモマイルも、同じキク科で、同じような花と、似たような名前と、同じような管理方法ですが、本当は別物です。《違いの説明》 この多年草のローマンカモマイルは、アロマオイルとして利用されることが多く、 全草に林檎の芳香がありますので、香りの芝生として知られています。 ローマンカモマイルは、葉にも花にもリンゴに似た芳香を持っていますので、 花の無い時期もこの香りを楽しむことができます。 属名Chamaemelumには、大地の林檎という意味があるように、実際に手で葉を軽くもんでみると甘い香りが広がります。 ローマンカモマイルと同じ仲間には、ノンフラワーカモマイル、ダブルフラワーカモマイルなどがあります。 別名:ローマンカモミール/ローマカミツレ キク科/Chamaemelum属(ローマカミツレ属)/多年草 開花の時期 6~7月頃 種まきの時期 3月下旬~4月頃 挿し芽の時期 5~6月頃 株分け適期 4~6月頃 水やり・肥料 極端な乾燥と過湿を避ければ、普通に水やりしていて問題ないと思います。 花の咲いている時は、水切れさせないように注意してあげます。 市販のハーブの土を使い育てていますが、 あとは、緩効性の置き肥と液体肥料を与える程度です。 注意点 ローマンカモマイルは、夏の暑さと蒸れにとても弱いと思います。 夏までに収穫を兼ねて、半分から3分の1ほどの枝を残して刈り込みします。 余分な芽を切ったり、間引きして風通しをよくすれば、害虫がつきにくくなります。 我が家では、夏の蒸れによっていつの間にか姿を消したハーブです。 利用・効能 ローマンカモマイルは、横に広がる性質なので、ハーブの芝生として、 グラウンドカバーに栽培されています。 芝生作りをするなら、花をつけない品種のノンフラワーを選ぶか、花をさかせないように育てます。 ハーブティーとしても、飲むことが出来ますが、ジャーマンカモマイルよりもやや癖があるようにと思います。 アロマオイルや、入浴剤、リース、ブーケ、クラフト、切り花などに利用できます。 薬効としては、肌荒れ防止や、鎮静作用の効果があります。 防虫効果がありますので、コンパニオンプランツとして、寄せ植えしてもいいと思います。 経験談でございますが、寄せ植えにしてしまうと、 ローマンカモマイル自体にアブラムシがつくことがありますので、 ローマンカモマイルの乾燥させた葉を土に混ぜたり、この乾燥した葉を保温対策としてワラ代わりにして用いてもいいのではないでしょうか。 害虫と病気 アブラムシがつきやすいとされていますので、 苗を買って直ぐにオルトランで防虫するのも1つの方法だと思います。 アルミはくのシートを貼ったり、葉水で予防してるつもりですが、確かな効果があるのかは?分かりません。 定期的なチェックと薬の散布は必要な時があると思います。 ジャーマンカモマイル(1年草) 【英名】german chamomile 【学名】Matricaria chamomilla=Matricaria recutita 《異名》Chamomilla officinalis=Chamomilla recutita 花にはすばらしく甘い芳香がありますので、主に花を利用されることが多く、 カモマイルティーとして有名です。 開花した花をそのままティーしたり、乾燥させても香りが残るのが魅力的で、同様にティーにしたり、ポプリにして用います。 開花した花は、舌状花が、(花びらにみえるけど花びらではない)下のほうに下がって、花の中央がプックリと、ふくれ上がるユニークな花の咲かせ方をします。 多年草のローマンカモマイルは、同じカモマイルと名前がつきますが、属名が異なります。 ジャーマンカモマイルの育て方 キク科/シカギク属=カミツレ属/1年草/別名:カモミール 和名:カミツレ/カミルレ(加密爾列) 仏名:カモミーユ 開花時期 4~5月頃 種まき期 9~10月頃・3月下旬~4月 ジャーマンカモマイルは、秋に種を蒔く方が大きく育ち花もたくさん収穫できるそうです。 また、秋蒔きの方が、虫がつき難いとされています。 種はとても小さいので、 種を少量の土に混ぜておいてから、蒔くといいと思います。 水やり・肥料 肥料は、元肥としてマグァンプの小玉を土によく混ぜ込んで、 緩効性の置き肥を与えています。 乾燥させないようにさえしていれば、神経質な水やりの心配はないと思います。 花の咲く時期だけは、水切れには注意してあげます。 注意点 耐寒性がありますので、秋に購入した苗でも越冬してくれます。 摘芯をして、わき芽の促進をしてあげたり、下の方の枯れた葉を掃除して風通しをよくしてあげるといいと思います。 アブラムシがつきやすいので、マメにチェックすることがポイントではないかと思います。 利用・効能 ジャーマンカモマイルは、人の心を癒してくれるだけでなく、 駆虫効果もあり、近くに植えた植物を元気にしてくれる植物でもありますので、コンパニオンプランツとしておすすめです。 花に芳香がありますので、主に花を利用します。 出来れば早めに、花の咲いたものから収穫し、摘み取ったばかりのフレッシュな花をそのままお茶にします。 保存をするなら、乾燥させたり、摘んだ花は冷凍保存することも出来ます。 ティー、バス、ローション、ポプリ、サシェ、ドライフラワー、切り花など用途はたくさんあります。 リラックス効果がありますので、眠れない夜には、ジャーマンカモマイルのティーを飲むといいそうです。 ローマンカモマイルよりも、ジャーマンカモマイルの方が外傷や、肌荒れ、炎症に対しての薬効が強いとされています。 また、乾燥させた花の方が生の花よりも効果が高いともいわれますので、 煎じてたものを入浴剤にしてカモマイルバスにしたり、リンスや、ローションを作ったり、このローションでパックにすると顔や目のむくみの防止になるといわれます。 害虫・病気 経験では毎年、4月頃までは害虫の被害はありませんが、梅雨前後はアブラムシの発生に要注意です。 お花を摘んでお茶にしたいので、まだ小さい苗の時に、念の為一度オルトランをまいておきます。 虫の被害に合うまでに、早めに花を収穫しています。 ●ノンフラワーカモマイル 【英名】English chamomile/lawn chamomile/non flowering chamomile 【学名】Chamaemelum nobile 'Treneague' 《異名》Anthemis nobilis 'Treneague' キク科/ローマカミツレ属Chamaemelum/多年草 芝生がつくりやすい無花種。 ●ダブルフラワーカモマイル 【英名】double flowered chamomile 【学名】Chamaemelum nobile 'Flore Pleno' 《異名》Anthemis nobilis 'Flore peno' キク科/ローマカミツレ属Chamaemelum/多年草 カモマイルの変種で八重咲き。 ジャンル別一覧
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